最近立て続けに偽サイトによるトラブルサポートのご依頼をいただきました。
数件でしたが、全てMicrosoft Edgeのトップページからニュース記事にアクセスし、そのまま色々なサイトへ流れていくと、いつのまにか海外サイトの記事にアクセスし、どこかのタイミングでウイルス感染警告のような画面が出て消えない。という例です。
Microsoft Edgeが悪いというよりも、偽警告が発動する悪質な記事ページへ辿り着きやすい。
といった印象です。
出てくる警告は以下のような感じ。(この画像と異なるタイプもあるかもしれませんのでご注意を)
解決したければこちらにお電話ください。と言った感じで
マイクロソフトのサポートセンターと名乗る電話番号が表示されています。
音声による警告が鳴り、画面も閉じる事ができなくなるので
焦らせて電話をさせるパターンです。
先日、わからずにこの電話にかけてしまったとの事で、
情報シェアします。
送られてきたか遠隔で作成されたか
その時の状況は不明ですが、メモファイルの内容は下記。
=詐欺師の相手が記したらしい内容===========
Microsoft サポートセンター
ジャック・ウィリアムズ
社員番号=110092
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住所:東京都港区港南品川グランドセントラルタワー2-16-3
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ファイアウォール セキュリティ
インターネット セキュリティ
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100% 安全になります.
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plan1 1年間 = 3万円
plan2 5年間 = 4万円
plan3 ずっと = 7万円
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以上が残されたメモ。
住所はマイクロソフト品川本社と同じですが、
詐欺メールにもよくある典型的な騙しの手口ですね。
因みに電話の流れですが、
表示されている番号へ電話をすると、片言の日本語を話す外人で、ソフトのインストールに誘導されて
UltraViewerという遠隔ソフトをインストールさせられて、遠隔操作されたようです。
間もなく、これを解決するためにはウイルス対策ソフトを購入してください。
ということで、1年版、3年版、永年版の価格を提示されたところで
『いらない』といってお電話を切ったとの事でした。
遠隔された事後報告でしたので、
まずはプログラムの削除で、その日付けにインストールされたUltraViewer他、
同じインストール日時のモノが無いかチェックしアンインストール。ウイルススキャン。
あらゆるアカウントのパスワード変更と可能なものは二段階認証など強力なセキュリティへ変更し
そのうえで、今後しばらくはクレジットの請求書に心当たりのない請求がないか、
チェックしてもらうことをお伝えしました。
恐らくは、遠隔操作をして、いかにも『チェックしたふり』。
購入するといった場合、〇〇へ入金を促されるかクレジット番号を入力させてカード情報を
盗むといった事が考えられます。
今年に入って僕のメールにも特に迷惑メールが増えましたが
一番多いのはアマゾン、ぷららを名乗るもの。
『お客様のアカウントを』『お支払いが』『引き落としが』など
情報を聞き出す、または再入力させるようなありとあらゆるメールは
『全て詐欺』という認識でOKです。
ただ、今後もありとあらゆる言葉や方法を使ってポンコツが、、、あ、失礼
詐欺メールを送ってくる輩がいると思うので
これに似た内容に限らず、知人、友人、家族の名を名乗るメールすら
気を付ける必要があるかもしれません。