7月27日広島県アステールプラザ多目的スタジオで開催された平和への祈りコンサートは無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、出演、スタッフの皆様、ありがとうございました!
平和への祈りコンサートは今年で11回目。本格的な会場での開催が始まったVol.2より被爆体験音楽劇の音楽制作を担当させていただいておりましたが、今年は出演者として、さらには娘たちもキッズコーラスとして参加させていただきました。
主催NPOシードオブピースの代表道田さんは元劇団四季でご活躍され、引退後、故郷の広島でご活躍されていますが、ある被爆された方との出会いを切っ掛けに、次世代、未来に平和の種をまくシードオブピースの活動をスタート。
僕は幼い頃、1日違いで東京大空襲を免れた父に【はだしのゲン】を見せてもらった事や、祖母の兄が特攻隊で亡くなっていた事を知り、戦争とはどういうものか深い関心を持っていました。
そのような思いを持ちながら活動に加えていただき、約10年目、娘2人と共にこのコンサートに参加できて、特別な日となりました。
また、今回のゲストには過去に450回以上も核実験が行われたカザフスタンからのゲストで、様々なプロジェクトでご活躍されているアイダナさん、ヌルダナさんによる共演やお話し、そして、被爆体験を俳句で世界に発信されている爆俳人 重本泰彦さんの音楽劇も上映。
核兵器の惨状を実際に体験したからこそ、日本だけではなくどの国にも二度とあってはならないと強くメッセージを伝え続けています。
近年、戦争を知らない世代から時折、核や武力を支持する声が聞こえてきますが、風化や歴史は繰り返す、、、という事が無いように次世代に語り継ぎ、次世代もそのメッセージにしっかりと耳を傾け考えていく必要があると思います。
本番当日、リハーサルが昼からだったので、妻子と共に資料館、原爆ドームに行きましたが、僕の影響である程度戦争に関する知識を持っていた長女は手を握りしめ、離しませんでした。
その姿や、子供とこの場所(広島・資料館)に居ることを考えた時に、グッと胸に来るものがありました。
この子たちはまだ10歳以前後。あと60年も70年も生きて行く中でこの子たちの未来が平和な時代であってほしいと願うばかりです。